目次
  1. 私が回している6つの手順
  2. 1. ネタは「発見」する
  3. 2. 声で話す(まとまっていなくていい)
  4. 3. AIに整理してもらう
  5. 4. 自分の言葉に直す
  6. 5. 指示文にして固定する
  7. 6. 投稿ボタンは自分で押す
  8. 今の私のやり方
  9. まとめ

今日、オンラインの作業会で、「SNSの投稿づくりをAIに手伝ってもらう」というテーマでお話ししました。

そのときに、私がふだん実際に回している手順をお見せしました。この記事では、その6つの手順を書きます。

先にお伝えしておくと、私は毎回きれいなプロンプトを書いているわけではありません。むしろ、まとまっていないままAIに渡しています。

私が回している6つの手順

  1. ネタは「発見」する
  2. 声で話す(まとまっていなくていい)
  3. AIに整理してもらう
  4. 自分の言葉に直す
  5. 指示文にして固定する
  6. 投稿ボタンは自分で押す

ひとつずつ書いていきます。

1. ネタは「発見」する

投稿のネタは、机に向かって考えて作るというより、見つけるものだと思っています。

私が拾っているのは、今日あったことと、よく聞かれることです。たとえば、在宅の仕事を探している人から「応募文が書けない」とよく聞きます。私も最初はそうだったので、それがそのままネタになります。

「何を投稿しよう」とゼロから考えると止まってしまうので、あったことを拾う、くらいの気持ちでいます。

2. 声で話す(まとまっていなくていい)

夜のデスクで、スマートフォンに向かって楽しそうに話しているちほのイラスト

ネタが見つかったら、スマホのマイクで話します。1〜2分くらいです。

私は、しゃべっているほうが頭が回るタイプです。なので、最初からきれいな文章を打とうとはしていません。「〜って話をしたくて」「で、いま思うのは」みたいな、まとまっていない話し言葉のまま、AIに渡してしまいます。

打つのが得意な方は、箇条書きで5行くらい出すのでも大丈夫だと思います。

3. AIに整理してもらう

話した内容を、AIに整理してもらいます。このとき、いきなり「投稿を書いて」とは頼まずに、出してほしい順番を決めています。

私が使っている頼み方

「以下は、音声入力で出した、まだ整理できていない投稿のネタです」と前置きして、①言いたいことの要約(3行以内)②いちばん伝えたい結論(1文)③読んでほしい相手 ④足りていない情報(質問で3つまで)⑤投稿の下書き、の順で出してもらっています。

要約と結論を先に出してもらうと、「私が言いたかったのはこれだったんだ」と自分でも分かります。足りていない情報を質問にしてもらうと、書く前に何を足せばいいかも見えてきます。

4. 自分の言葉に直す

ここが、いちばん大事なところだと思っています。

AIの下書きは、きれいです。でも、そのままだと私っぽくありません。たとえば「〜しましょう」とか「ぜひ」とか、私はふだんあまり言わないんです。逆に、「〜かなって思います」は私の口ぐせなので、そちらに寄せます。

直すときは、一人称、語尾や口ぐせ、使わない言い回し、絵文字の数を、AIに伝えます。いちばん効くのは、自分が過去に書いた文章を貼ることです。AIに「この人らしさ」を読んでもらうイメージです。

見るのは、正しい文章かどうかではなく、「私が実際に言いそうかどうか」だけです。

5. 指示文にして固定する

直し終わったら、そこまでのやり取りを、AIに「指示文」としてまとめてもらいます。次からは、この指示文を置いた場所に、ネタを貼るだけで下書きが出てくるようになります。

指示文の置き場所は、ChatGPTやClaudeのプロジェクトの「指示」の欄や、Googleドキュメントなどです。どこに置いても、中身は同じです。

気をつけているのは、次の2つです。

  • ChatGPTのプロジェクトなら、指示文は「情報源」ではなく、プロジェクト設定の中の「指示」の欄に入れる
  • 直すときは、足していくのではなく、完成版に置き換える。前の版は日付をつけて残しておく

1つ目は、実は私も前に間違えて、「情報源」に入れる形で人に教えてしまったことがあります。今日の作業会で訂正しました。

2つ目は、足していくと「500文字以内」と「もっと短く」のような指示が混ざって、AIが迷ってしまうからです。

指示文は、一回では完成しません。使いながら、少しずつ直して育てていくものかなと思います。

6. 投稿ボタンは自分で押す

最後の、投稿ボタンを押すところだけは、AIに任せていません。

内容の最終確認は人がするものだと思っていますし、自動投稿や自動フォローは、SNSの決まりで制限が厳しく、アカウントが止まる原因にもなると言われています。

正直に言うと、私は、この「最後に貼って投稿する」ところがいちばんおっくうです。それでも、ここだけは自分でやると決めています。このあたりの話は、SNS投稿が続かなかった私が気づいた「最後の一歩」の話にも書いています。

今の私のやり方

今日の作業会では、指示文をコピーして貼る形でやりました。

私は今、メモアプリに、指示文と、自分のプロフィールと、過去に書いた投稿をまとめて置いています。AIがそこを読んでから書いてくれるので、毎回「私の口調はこうで」と説明しなくても、私っぽい下書きが出てきます。

とはいえ、最初から全部を自動にしなくて大丈夫です。まずは指示文を1つ作って、何回か使ってみる。慣れてきたら、少しずつ任せる範囲を広げていけばいいかなと思います。

まとめ

  1. ネタは、今日あったことや、よく聞かれることから見つける
  2. まとまっていないまま、声で話す
  3. AIには、要約・結論・足りない情報・下書きの順で整理してもらう
  4. 自分が実際に言いそうな言葉に直す
  5. 指示文にして固定する。直すときは置き換える
  6. 投稿ボタンは自分で押す

AIが書いた文に自分を合わせるのではなくて、自分の言葉に、AIを合わせる。今日の作業会でいちばんお伝えしたかったのは、このことでした。投稿が続かない、AIの文章がしっくりこない、という方は、まず4番の「自分の言葉に直す」だけでも試してみてください。